4月26日(火)中野サンプラザの研修室で開かれた日本アジア・アフリカ ラテンアメリカ連帯委員会(日本AALA)の講演会に参加した。
講師はパレスチナ国駐日常駐総代表部大使のワリード・アリ・シアム氏。パレスチナの現状と国家承認への展望を語っていただいた。
国連決議「和平交渉」から20年以上に及ぶが、パレスチナの現状はより深刻になっている。イスラエルが「和平交渉」と言いながら、宗教、イデオロギーなど偽りの理由によって、さらに今日では安全保障を理由に、奪った土地を占拠しパレスチナ人を抑圧している。2002年から「テロ対策」としてパレスチナ側に、高さ8m、全長700km以上のコンクリート壁を建設。
イスラエルを支援する米国。なかでも軍備協力は異常である。
パレスチナ難民は600万人と最大である。世界中に散らばって長い難民生活を強いられている。
「和平は国際社会により強要されなければつくられない。パレスチナが国際社会により強制的に分割されたように。」大使の言葉は重い。
日本でもパレスチナの国家承認に向けた取り組みが大切になっていると感じた。
コメント